日本通信とenish,ディーエルイーを昨日、本日と売り800万円の損 日経平均株価は182円安 12月2日、木曜日

本日の株の売買

enish(エニッシュ)(3667)を本日全部売り60万円の損失

日本通信 <9424>昨日と本日全部売り600万円の損失

ディー・エル・イー(3686)全部売り140万円の損失

材料

株探ニュース(minkabu PRESS) 21年12月2日 

〇ニチコン<6996>が上値追い基調が鮮明。ここ全体相場は新型コロナウイルスのオミクロン株が与える影響が懸念され波乱の様相を余儀なくされているが、そのなか同社株の強さが際立つ。11月10日にマドを開けて急騰したが、その後も売り物を吸収し1000~1200円のボックス圏を上放れてきた。アルミ電解コンデンサーを主力とするコンデンサー大手だが、最近は電気自動車(EV)用フィルムコンデンサーの売り上げが急増している。世界的にEVの普及加速が見込まれるなか収益面での追い風が強い。22年3月期営業利益は従来予想の40億円から46億円に大幅増額、これは前期実績比でほぼ3倍の水準となる。


 〇日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手海運株が全般軟調地合いのなか強さを発揮、いずれも大きく上値を追っている。また、業種別騰落率で海運セクターは5%を超える上昇となっており、東証1部33業種中で断トツの上昇率となっている。ばら積み船市況の値動きを示すバルチック海運指数の戻り足が顕著で直近3000の大台に乗せたことが追い風材料。市場では「中国の景気が思ったよりも強いという背景が意識されていると思われる。最近では(海運株は)信用買い残など株式需給面の重さが嫌気されたものの、配当利回りの高さやPERの安さが魅力であることに変わりはない。加えて直近はモルガン・スタンレーMUFGによる大手海運会社の目標株価引き上げが観測されており、これも買い有利の流れを作っている」(準大手証券ストラテジスト)という。


 〇大阪ソーダ<4046>はプラス圏に再浮上。同社は午前11時に、山形大学及び同大学発のベンチャーであるBIH(山形県米沢市)と進めていた次世代リチウムイオン電池の共同開発について、大阪ソーダの特殊ポリエーテルを用いたゲル状電解質により高い安全性を示す半固体電池を開発したと発表した。これまでのスマートフォンなどの電源として用いられているリチウムイオン電池は、低粘度の液体の電解質を使用しているため、液漏れや発火など安全性に課題があった。今回開発した半固体電池は、大阪ソーダの独自技術による特殊ポリエーテルを用いて電解液をゲル状にすることで安全性を大幅に向上させるだけでなく、充放電サイクル数の増加や充電時間の短縮といった高い電池性能を両立しているとしている。


〇日本ケミコン<6997>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が1日付で、同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を据え置き、目標株価を3200円から3300円に引き上げたことが好材料視されている。レポートでは、22年3月期上期はマレーシアの操業度低下や原材料・物流費上昇の影響を受けながら、営業利益34億9200万円の好決算だったと評価。アルミ電解コンデンサは世界的な自動車減産により受注は減速中だが、第3四半期中に下げ止まるとみる。今後は操業度上昇と価格是正の進展、生産性の改善に伴い、四半期業績は再び力強い拡大基調に戻ると予想している。


 〇アステラス製薬<4503>は5日ぶりに反発。同社は1日取引終了後、11日から14日にかけて米国アトランタ市で開催される「第63回米国血液学会」の年次総会において、急性骨髄性白血病(AML)及び鎌状赤血球症に関する新たなデータを報告すると発表した。AMLに関する演題には、ギルテリチニブを評価した2つの第3相試験の結果が含まれ、AMLの症状、生活への影響、治療に関する患者インタビューと患者報告のアウトカムに基づいた研究も発表する予定。鎌状赤血球症に関する演題では、胎児型ヘモグロビンを誘導する可能性のある新規BACH1阻害剤「ASP8731」の新たな前臨床試験のデータを発表する予定。アステラスではAMLに関する11演題と鎌状赤血球症に関する口頭発表1演題の計12演題を発表するとしている。


〇 Chatwork<4448>は急反落。1日の取引終了後、海外募集による185万株の新株発行を実施すると発表しており、株主価値の希薄化を懸念した売りが出ているようだ。これにより調達する資金約19億6900万円は、広告宣伝費や人件費、M&Aなどに充てるとしている。


〇Gunosy<6047>は全般リスクオフ相場のなかで大量の買い注文を集め、カイ気配スタートで一気に水準を切り上げる展開となっている。同社はスマートフォン向けニュース配信など情報キュレーションアプリを展開する。1日取引終了後、デジタルクレジットカードサービスを提供するGaragePreneurs Internet(本社インド共和国)の強制転換条項付優先株式を取得することを発表、GaragePreneursはGunosyの持ち分法適用関連会社となる見込み。これを評価する形で投資資金が集中する格好となった。

保有株

enish(エニッシュ)(3667)20年10月配信『五等分の花嫁』が前半想定超。21年9月開始の新作『彼女、お借りします』も上乗せ。本社再移転や人員削減が貢献、営業益黒字化。22年12月期は前半軸に新作2本程度。既存作減退こなす。マンガ・アニメで2本のIPを獲得、23年までに新作4本を投入へ。人員も既存作の運営から新作開発へシフト加速、黒字定着に全力。継続前提に疑義注記。

ディー・エル・イー(3686)は、秘密結社鷹の爪」等IP(著作権)ビジネス展開。不適切会計で出直し、朝日放送グループ傘下で51%の大株主。DLE は投資を通じて、Triller Japan の設立についても Triller 社と合意しており、日本向けにローカライズした TRILLER の展開を予定.同社は11月8日、出資先のCARAVAN DIGITALと合弁で、同社子会社となるCARAVAN Japanを設立すると発表した。米国などで実績のあるCARAVANのセレブリティビジネスの日本展開を主体として、同社グループの事業拡大を図るとしている。

日本通信 <9424。同社は仮想移動体通信事業者(MVNO)の草分けで、業績は前期まで営業赤字が続いていたが、22年3月期は第2四半期時点で5200万円の黒字となり通期予想でも黒字転換が有力視される状況にある。10日取引終了後、同社の子会社がスマートフォンに秘密鍵及び電子証明書を搭載する「my 電子証明書」サービスについて、電子署名法に基づく主務大臣の認定を取得したことを発表した。

決算スケジュール他スケジュール

メタップス(6172 ) 2021 年 10 月 31 日(日)公告日 2021 年 10 月 15 日(金).本臨時株主総会の開催日及び付議議案について開催日時 2021 年 12 月 14 日(火)(予定)

ネクソン<3659>「アラド戦記モバイル」韓国サービス 2022年第1四半期に配信予定 1日、2D横スクロールオンラインアクションゲーム「アラド戦記モバイル」の韓国サービスを2022年第1四半期に配信する予定と発表した。来年3月ぐらいまで。

リスク

新型コロナのオミクロン変異株

米連邦債務上限引き上げ問題を巡る政府機関閉鎖のリスクにも要警戒か

中国恒大(こうだい)集団」の問題 傘下の地方銀行、盛京銀行(遼寧省瀋陽市)の株式を99億9300万元(約1700億円)で売却すると発表した。 大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは9月29日、恒大の格付けを「債務不履行間近」との評価である「C」に引き下げた。

コロナ拡大接種率70%、感染者減

中国規制強化。中国政府はオンラインの教育やゲームの規制を強化する意向を示している。先月には学習塾への規制を強化した。

アメリカの量的金融緩和引き締め懸念米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内テーパリング開始の正式表明