注目銘柄、産業革命を起こすか?マイクロ波(9227)ストップ高のカヤック(3904) 22年11月7日、月曜日
マイクロ波化学
〇アサヒグループ食品株式会社とのマイクロ波凍結乾燥技術の実証共同開発について 〜インスタント食品製造の大幅な時間短縮と高品質化を実現〜
〇現在、昭和電工グループでは、2030年に向けてCO2排出量を2013年比30%削減するために、生産の合理化・高効率化や省エネルギー、燃料転換などの取り組みを進めています。また2003年からは川崎事業所において、日本で唯一、使用済み容器包装プラスチックからアンモニアや水素を生産するケミカルリサイクルに取り組んでいます。今年は、日本製鉄株式会社と共同でCO2の分離回収技術の開発を始め、またマイクロ波化学株式会社と使用済み容器包装プラスチックからエチレン・プロピレン等の基礎化学原料を直接製造するための技術開発を開始するなど、脱炭素化に向けた新たな取り組みを行っています。
〇ウクライナ紛争の関連では燃料費の高騰に加え、CO2 削減の要請が強まっている。化学業界(三井化学、昭和電工など)は加熱処理にマイクロ波(原理は電子レンジ)導入の動きを見せている。
マイクロ波の大規模な産業界利用に道筋をつけたのはマイクロ波化学だ。数年後には業容一変となろう。
ロシア企業を締め出す(制裁強化)動きは航空機部品に不可欠のスポンジチタンに続き、アルミなどに広がっている。
スポンジチタンでは世界シェア3割を持つトップ企業のVSMPOアヴィスマが排除され、世界シェア2位の大阪チタニウムテクノロジー、同3位の東邦チタニウムが特需を享受しつつある。
アルミはロシアのUCルサール・インターナショナルが禁輸(アメリカが輸入禁止に踏み切る?)の対象となろう。アメリカでのシェアは1割超、これが消える。
特需の恩恵を受けるのはアルコア(日本には精錬メーカーはない)だろう。ただし、アルミリサイクルの大紀アルミニウム工業所は特需を満喫できる。このほか、ロシアの原発攻撃を背景にヨウ素(甲状線被害防止)の需要が高まり、世界トップのK&Oエナジーグループが脚光を浴びている。
(
杉村富生/経済評論家)
〇Dari K株式会社は2022年1月14日をもって株式会社ロッテの
完全子会社となりましたことをお知らせいたします。
【発明の名称】焙煎カカオ豆、および生カカオ豆の焙煎方法
【公開日】令和3年3月11日(2021.3.11)
【出願人】
【氏名又は名称】マイクロ波化学株式会社
【氏名又は名称】Dari K株式会社
〇
イクロ波化学<9227.T>は23年の出世株候補としてロングランに追いたい。
いまだ重厚長大のエネルギー大量消費型の製造プロセスが多く残っている、100年以上の歴史を持つ化学産業に製造イノベーションを起こすことが期待されているのが同社のマイクロ波技術。具体的には加熱、圧力、乾燥など熱を使う製造プロセスではこれまで化石燃料が使われてきたが、「内部加熱」「選択加熱」「急速加熱」など効率的なエネルギー伝達を可能とするマイクロ波技術に代替すれば、化石燃料は使わないためカーボンニュートラル実現に道を開くだけでなく、従来に比べ、エネルギー消費量は3分の1、加熱時間は10分の1、設備面積は5分の1に縮小できる。
電子レンジなどで使われているマイクロ波を使った製造プロセスは大型化することが難しいという「化学業界の常識」を同社がぶち破ったことから14年には世界最大の総合化学メーカーである独BASF社とプラスチックなどの原料となるポリマーの共同開発契約を締結、国内でも三菱ケミカルグループ<4188.T>、住友化学<4005.T>、昭和電工<4004.T>、三井化学<4183.T>など、そうそうたる総合化学メーカーやJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)などと複数の開発プロジェクトも推進している。
さらにこれまで同社は「何をつくるか」ではなく「どのようにつくるか」をターゲットとしてきたが、今後はマイクロ波技術で「今までなかった新素材」開発の期待も出てきそうだ。
なお、質問したい事項があり、会社側に問い合わせた。
「電子レンジでのマイクロ波は固体、液体は対象になるが、御社のマイクロ波は気体もターゲットにできるのか」については「気体は直接マイクロ波を吸収できないが、反応を促進する触媒にマイクロ波を当てることを行い、気体にも活用することが可能」(IR担当)。「ファインケミカル製品など少量生産に最適と見られるが、大量生産の製品、例えば、エチレンやナフサプラント、鉄鋼プラントなど、大量生産でも使えるのか」に対しては「大量生産にも適用可能。とくに、カーボンニュートラル実現のためには後者を実現する必要があると考えており、研究開発を進めている」(同)。
23年3月期単体の売上高は11億3300万円(前期比31.7%増)、経常損益は3000万円の黒字(前期9800万円の赤字)の見通し。
6月24日にグロース市場に新規上場、公開価格605円に対して初値は550円とさえないスタートとなったものの、10月12日には1361円高値をつけた。その後はひと押し入れたが、1100円割れと狙いたい水準にきた。
◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
〇住友化学 <4005> [東証P]との間でメタンをマイクロ波で熱分解し、水素を製造するプロセスの実証開発に関する契約を締結。
〇<9227> マイクロ波 ─── マイクロ波加熱組み合わせた実証試験でリチウム鉱石の溶解に成功でストップ高 株探より
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